7月の配送業雇用、過去最高〜オンライン販売の増加で

 小包配送業界では、オンライン販売の継続的な増加に対応するため雇用を大幅に増やしており、需要とともに賃金も上昇している。
 
 ウォールストリート・ジャーナルによると、労働統計局(BLS)のまとめでは、2017年7月に宅配やメッセンジャー会社の雇用は前月から3200人増えて過去最高の66万9200人に達した。4カ月連続の増加で、これまでの最高は16年12月の66万8000人だった。
 
 一方、倉庫やストレージ(トランクルーム)業界は、アマゾンなどが集配送センターを増やす中、過去1年間に雇用が33万5000人増えているものの、業界幹部によると欠員の補充が難しくなっており、全体では前月の95万1700人から94万5000人に減少した。
 
 全米雇用は、サービス業界の成長などによって20万9000人増えており、医療関連は3万9400人、飲食店は5万3100人それぞれ増加した。サプライ管理協会(ISM)によると、製造業雇用は1万6000人増で、11カ月連続の増加となった。
 
 トラック輸送業界は400人の増加。シュナイダー・ナショナル(ウィスコンシン州)は7〜9月期に運転手を300人増やす予定で、1台で複数の客の荷物を運ぶオールド・ドミニオン・フレイト・ライン(ノースカロライナ州)も、4〜6月期に取扱量が5%以上増えたが雇用は1%しか増やしておらず、7〜9月期は数百人増やす予定だという。
 
 物流業界はすでに年末商戦をにらんで雇用を拡大しており、アマゾンは注文履行と仕分けセンターを中心とする5万人の新採用枠を埋めるため、全米で就職説明会を開いている。特にメンフィス、インディアナポリス、南カリフォルニアのインランド・エンパイアといった輸送拠点では人材確保が難しくなっており、企業は賃金を大幅に引き上げて同業に対抗する準備を進めている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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