政策練り直し迫られる米 「外交失敗」の批判確実

 【共同】北朝鮮が3度目の核実験に踏み切ったことで、米政府は長距離弾道ミサイル発射後に核実験が続くというパターンを打ち破ることができなかった。6カ国協議の有効性に懐疑的見方が広がる中「核兵器なき世界」を掲げるオバマ政権は対北朝鮮政策の練り直しを迫られる。

 昨年12月に発射された事実上の長距離弾道ミサイルは、射程が米本土に届くとの見方もあり、米議会を中心に懸念が高まっていた。核実験がそれに続いたことで、野党共和党が「対北朝鮮外交の失敗」として政権批判を強めるのは確実だ。

 オバマ大統領は12日の声明で、同国の核・ミサイル開発は「米国の安全保障にとっての脅威」と言明。米国は今後、国連安全保障理事会での追加制裁決議採択を目指し、北朝鮮への圧力を強める構えだ。

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