ライン、タイムズ・スクエアに小売店 〜キャラクターを活用し普及加速を狙う

韓国インターネット大手ネイヴァーの日本子会社ライン(LINE)は、ニューヨーク市 中心の繁華街タイムズ・スクエアに、米国初のオリジナル・キャラクター商品小売店を ことし夏に開き、「ブラウン」や「コニー」といったぬいぐるみが人気を集めている。世界中から訪れる観光客に訴求し、ライン・アプリケーションの利用につなげたい考 えだ。

小売店の入り口には、人の背丈を超える巨大なブラウン人形が飾られている。店舗の 広さは約430平方メートルで、文具やマグを含む多種多用のキャラクター商品が陳列さ れている。

ライン小売店は、親会社の本社がある韓国や日本にもある。

ラインは、日本やアジアの一部で利用者が多く、世界での利用者数は2億人以上。そ れに対しモバイル・メッセージング・アプリケーション市場最大手のワッツアップ(フ ェイスブックに買収された)の利用者数は約13億人。中国のウェイシン(微信)は9億 人以上を抱える。

タイムズ・スクエアでの出店は、知名度を上げることでアプリケーションの普及を刺 激したいというラインの思惑がある。

ただ、タイムズ・スクエアのライン小売店に訪れる客のなかには、ラインが元来、モ バイル・メッセージング・アプリケーションであることを知らない人も少なくない。そ のため、キャラクター商品からアプリケーション利用者に転換させる工夫が求められて いる。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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