グアム事件で男起訴 殺人と殺人未遂の罪

 【共同】グアムの無差別殺傷事件で、地元市民で構成する大陪審は21日、殺人と殺人未遂の罪でチャド・デソト容疑者(21)を起訴した。訴追段階では多くの負傷者について傷害容疑とされていたが、大陪審は全てに殺意があったと判断した。27日に罪状認否が公開で実施される。裁判所と検察当局が発表した。

 罪状認否でデソト被告が無罪を訴えれば、予備審理を経て陪審員による公判が開かれる。罪を認めるなどした場合、公判は開かれず、裁判官と検察、被告側による事務的な予備審理後に、裁判官が判決を言い渡す。

 起訴状などによると、デソト被告は12日夜、グアムの繁華街タモンで、車で通行人を次々とはねて日本人1人を殺害、7人を負傷させた。その後ナイフで居合わせた人を刺し、日本人2人を殺害、5人を負傷させたとされる。起訴状に動機は記されていない。

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