政策の不透明さが成長圧迫 米公定歩合会合議事録

 【共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が26日公表した1月14日-28日開催の公定歩合会合の議事録によると、12地区の連邦準備銀行の理事らは米経済活動について「成長ペースは緩やか」とした。その上で失業率が高止まりし「現在続いている財政および規制上の不透明さが、引き続き企業の設備投資と雇用、さらに経済成長全般を圧迫している」と述べ、連邦財政の赤字削減や金融・医療面の規制改革の先行きが不確実なことが景気回復の勢いを阻んでいるとの認識を示した。

 ただ「住宅市場の改善と個人消費の増加が続いている」とみる理事もいた。

 理事らは経済見通しの下振れリスクが「引き続き存在する」としたが「後退した」とみなす理事もいた。

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