ドラゴンが基地に到着 幹細胞実験の器材運ぶ

 【共同】国際宇宙ステーションに物資を無人輸送する宇宙ベンチャー・スペースX社のドラゴン宇宙船が3日、ステーションに到着した。マウスの胚性幹細胞(ES細胞)に宇宙放射線が与える影響を調べるための大阪市立大の実験器材などが積まれている。

 当初は2日に到着予定だったが、1日の打ち上げ直後にドラゴンの噴射装置にトラブルが発生。回復して軌道制御できる状態になったが、米航空宇宙局(NASA)は安全確認のためドッキングを延期していた。

 大阪市立大の実験は、人が宇宙に長期滞在する際の影響を予測する目的。冷凍されたマウスのES細胞を半年から3年間、日本実験棟「きぼう」で保存し、地球に持ち帰って遺伝子異常などを分析する。受精卵に移植して正常なマウスが生まれるかどうかも調べる計画だ。

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