太古の火星に生命環境 NASA、岩石を分析

 【共同】米航空宇宙局(NASA)は12日、太古の火星は微生物などの生命を育むのに適した環境だったとする無人探査車「キュリオシティー」による岩石の分析結果を発表した。

 微生物そのものは見つかっていないが、地球以外の天体にこうした環境があったことが裏付けられたのは初めてとみられる。NASAは「さらにキュリオシティーで探査を続け、生命の直接の痕跡といえる有機物を見つけたい」としている。

 ドリルを使って採取した岩石の破片に、硫黄や窒素、水素、酸素、リン、炭素など生命活動に必要な元素が含まれていた。周辺では太古の川が流れた跡が確認されており、NASAは微生物の生存に適した環境だったとみている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る