北朝鮮は奇襲能力保持 米情報長官が証言

 【共同】クラッパー国家情報長官は12日、上院情報特別委員会に提出した書面証言で「北朝鮮軍は事前の兆候なく限定的な攻撃を行う態勢を整えている」と述べ、北朝鮮には韓国などに奇襲攻撃を仕掛ける能力があると警告した。

 北朝鮮の核・ミサイル開発は米国にとって重大な脅威だと指摘。北朝鮮が弾道ミサイルだけでなく、過去に原子炉建設を支援したシリアに続き、イランなどに「核技術を輸出する可能性を警戒している」と述べた。

 一方で、北朝鮮は金正恩体制維持が脅かされない限り、米国などに対し核兵器を使おうとはしないだろうと分析。ただし「北朝鮮の観点から何がその境界になるのかは分からない」とした。

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