マイクロソフト、ERPとCRMをモバイル化
- 2013年3月21日
- ハイテク情報
マイクロソフト(Microsoft)は、自社の企業資源計画(ERP)製品「ダイナミクスAX(Dynamics AX)」と顧客関係管理(CRM)製品「ダイナミクスCRM」に、基幹システムへの接続とソーシャル環境に対応するモバイル・アプリケーションを追加する。
コンピュータワールドによると、ダイナミクスAX向けのモバイル・アプリケーションは、2013年中に予定されるAX製品更新の一環として提供され、経費管理や時間管理と承認といったさまざまな業務で応用可能な機能を備えたものになる。
ソーシャル・ネットワークへの接続を支援するとともに、「社員の役割と使用端末に基づき、より関連した業務処理環境を提供する」とマイクソロソフトは説明している。
対応するモバイル・プラットフォームは、ウインドウズRT(Windows RT)やウインドウズ・フォン(Windows Phone)8、アンドロイド(Android)、iOS。
マイクロソフトは、モバイル・アプリケーション用にモバイル・プログラミング・インターフェイス文書も提供する計画で、顧客や提携企業によるアプリケーション開発を支援する。
同社はまた、小売業界を対象に、ウインドウズRTとウインドウズ・フォン8対応のPOS(店舗販売時点情報管理)モバイル・アプリケーションを投入する計画だ。
一方、ダイナミクスCRM向けのモバイル・アプリケーションは今年後半の投入が予定されており、アイパッド(iPad)とウインドウズ8 RTといったタブレット向けに最適化されたものになる。
タブレットを筆頭に携帯端末の業務利用は今後も加速することが確実視されており、セールスフォース(Salesforce.com)やオラクル(Oracle)、SAPも、CRM製品のモバイル対応を強化する見込みだ。
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