ブロケード、SAN管理の可視性を向上
- 2013年3月28日
- ハイテク情報
ブロケード(Brocade)は、ストレージ・エリア・ネットワーキング(SAN)の管理を簡略化して可視性を向上するハードウェアとソフトウェアのソリューション「ファブリック・ビジョン(Fabric Vision)」技術を発表した。
データ・センター・ノーレッジ誌によると、同ソリューションには、ブロケードの「第5世代ファイバー・チャンネル(Gen 5 Fibre Channel)」製品群の補足となるツールや機能が含まれている。
「当社の顧客は、当社のファイバー・チャンネル基幹設備環境で重大アプリケーションを実行し、最も重要性の高いデータを保存することで、高度に仮想化されたクラウド環境のデータ・センターをサポートしている」と、同社のデータ・センター・ネットワーキング事業部門副社長ジェイソン・ノレット氏は話す。
ファブリック・ビジョン技術は、ポリシー管理ツールのほか、管理および監視ツール、カスタマイズ可能なダッシュボードを使ったパフォーマンス表示、ケーブルおよび光ファイバー診断機能で構成されている。
ブロケードのハードウェア機能、組み込みOSの「ブロケード・ファブリックOS」、さらに管理ソフトウェアの「ブロケード・ネットワーク・アドバイザー」とも統合されている。
同ソリューションはまた、問題が発生する前に予期して対応し、アプリケーション実装を迅速化することで、運営コストを削減することができる。
ブロケードでは、第6世代ファイバー・チャンネル標準に準拠したコンポーネントを使用して、新しいSANソリューションの開発を進めている。第6世代標準は、2013年末までに最終化される見通しだ。
また、ブロケードは、オープンスタック財団(OpenStack Foundation)とも協力して、クラウド・アーキテクチャーにおけるファイバー・チャンネルの管理を簡略化するためのオープン・ソースのソフトウェア開発も進めている。
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