ロシア首相がヘリ通勤 渋滞に配慮、効果は?

 【共同】ロシアのメドベージェフ首相がこのほど、モスクワ郊外の公邸と中心部の首相府の間をヘリコプターで飛ぶ空の通勤を始めた。モスクワでは要人の車列を優先して通すための交通規制が、年々ひどくなる渋滞の要因の一つ。首相府はこれに配慮したと強調しているが、効果を疑問視する声もある。

 クレムリンには2機のヘリが発着できる施設がほぼ完成。プーチン大統領もヘリ通勤の機会が増えそうだ。ただ、大統領は中心部のクレムリンよりモスクワ郊外の公邸で執務する日が多く、ペスコフ報道官は「交通規制で市民に迷惑をかけないため」と説明している。

 要人が車で移動する時は、一般車両の走行をすべて止めるのが旧ソ連時代からの伝統。交通が途絶えた広い幹線道路を、猛スピードで走り抜ける黒い高級車の車列はモスクワ名物の一つだが、通勤の車を止められて舌打ちする市民も少なくない。

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