スイス原発、運転許可 最高裁が逆転判決

 【共同】スイスの首都ベルン近郊にあるミューレベルク原発の運転許可をめぐる訴訟で、同国の連邦最高裁は28日、許可を今年6月までとした連邦行政裁判所の判決を破棄し、原発の運営会社に期限を切らずに運転許可を与えるとの判決を下した。

 最高裁は、同原発は政府が求める安全基準を満たしており、運転許可を取り消すほどの問題は認められないと判断した。

 スイス政府は東日本大震災を受け、原発は50年を寿命として、2034年までに国内5基全ての原発の稼働を順次停止する方針。ミューレベルク原発は22年に稼働を停止する予定となっている。

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