米、返還時期明記に難色 基地安定使用を優先

 【共同】米政府は5日発表された米軍嘉手納基地以南の返還計画をめぐり、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を含む対象地区の返還時期を盛り込むことに対し、ぎりぎりまで難色を示した。日本側は米側の姿勢を突き崩せず、普天間の返還時期を確定させられなかった。

 米側の対応の背景には、日米両政府が普天間を2014年までに同県名護市辺野古沿岸部に移設することで合意しながら、実現できていないという苦い経験がある。

 米側にとっては、アジア太平洋地域の要衝である沖縄の基地を「安定的に維持することが優先事項」(米軍筋)。地元の合意を取り付けられる見通しのないまま返還時期の明記に応じるわけにはいかなかった。

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