大江賞に本谷有希子さん 人間観察の力を評価

 【共同】作家の大江健三郎さん(78)が選考する第7回大江健三郎賞(講談社主催)は5日までに、本谷有希子さん(33)の短編集「嵐のピクニック」(講談社)に決まった。

 本谷さんは石川県生まれ。2011年に「ぬるい毒」で野間文芸新人賞を受賞。主宰する「劇団、本谷有希子」では、脚本や演出を手掛ける。

 受賞作は、夫と擦れ違う主婦がボディービルにはまる「哀しみのウェイトトレーニー」など、多彩な13編を収録。大江さんは文芸誌「群像」5月号に掲載される選評で「この一冊には、当の作家が『人生の習慣』として担い続けてゆくはずの人間観察、そして(中略)それをムダなく書きあらわす散文の力があります」と評している。

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