ムスダンの移動確認 米司令官、迎撃方針表明

 【共同】ロックリア米太平洋軍司令官は9日、上院軍事委員会公聴会で、北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」を「東海岸に動かしたとみている」と述べた。米軍高官が公式にムスダンの日本海側への移送を認めたのは初めてとみられる。

 ムスダンが実際に発射され、米国や日本、韓国などの同盟国の領土などに着弾する可能性がある場合は迎撃する方針を表明。数日内に発射されても撃墜できる態勢を整えていると強調した。

 また、ムスダンのような発射台付き車両で運用される移動式ミサイルは発射に向けた兆候を正確に探知するのには限界があると指摘。一方で「今回は(予想外の場所ではなく)一般的な場所だろう」と述べ、米軍がムスダンの現在位置を把握していることを示唆した。過去にミサイル発射実験に使われた日本海側の基地周辺などの可能性がある。

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