ミサイル搭載可能 北朝鮮核で米当局

 【共同】米国防総省傘下の国防情報局(DIA)が3月にまとめた報告書で、北朝鮮が完成度は低いものの、弾道ミサイルに搭載可能で小型化された核兵器を保有している可能性が高いと分析していることが11日分かった。共和党のランボーン議員が同日、下院軍事委員会公聴会で報告書の一部を明らかにした。

 米情報機関によるこうした分析が公になるのは初めて。次に取る行動の予測が困難な金正恩第1書記の指導者像とも相まって、米国では警戒感が強まっている。

 北朝鮮のどのミサイルに搭載できると分析しているのかは明らかになっていない。日本のほぼ全域や韓国を射程に収め、実戦配備済みの中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)の可能性がある。DIAの分析は、北朝鮮の核・ミサイル開発が日本にとって現実の脅威であることを突きつける内容だ。

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