絞れぬ犯人像 練られた計画、テロ組織?
- 2013年4月16日
- アメリカ発ニュース
【共同】ボストン・マラソンで15日起きた爆発事件について、米専門家はテロとの見方で一致している。しかし、現時点で実行犯特定に結びつく証拠や犯行声明はなく、国際テロ組織か米国内の組織か、グループか個人かといった犯人像は絞られていない。
ボストン・マラソンは世界的なスポーツイベント。加えてメディアが集まるゴール近くでほぼ同時に起きた2回の爆発は、綿密に練り上げられた計画である可能性を示し、テロ組織の関与をうかがわせる。
捜査当局は、事前に事件を察知する情報を得ていなかったとされる。ボストンがなぜ狙われたかも分かっていないが、テロに詳しいデューク大のシャンザー准教授は、テロリストにとって重要なのは「注目を集めること」であり、警備の範囲が広いボストン・マラソンは「脆弱な標的」だったと指摘する。
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