日本の金融緩和策注視 円安誘導めぐり米高官

 【共同】米財務省高官は16日、首都ワシントンで18-19日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に電話会見し、大規模な金融緩和など日本の経済政策が円安を誘導していないか注視する考えを強調した。

 高官は、先進国は世界経済の成長を促し改革を後押しするように外国為替政策を推進すべきだと主張。2月の前回会合でG20は「為替相場に目標水準を設けず通貨の切り下げで競わないことを確約した」と説明した。

 その上で、安倍政権発足後の日本の経済政策について目的が国内成長に限定されているか「注意深く見守る」とした。

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