地震対応に募る不満 中国、雨や余震続く

 【共同】大地震から5日目となった中国四川省雅安市蘆山県では、避難生活を続ける被災者が余震や雨に悩まされた。支援物資の供給が遅れるなどして中国政府の震災対応への不満も高まっており、習近平指導部は抗議活動などの抑え込みに躍起になっている。

 被災地では24日も小雨が降った。余震や雨による土砂崩れの危険性が高まっており、テントや食料などの物資の供給がさらに遅れる恐れもある。

 中国政府は地震発生後、軍や武装警察、医療関係者ら約3万人を投入。中国メディアは「迅速な対応」と称賛したが、深刻な被害を受けた被災地に通じる山間部の道は軍関係の車両で埋め尽くされ、物資の輸送が遅れる原因にもなった。

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