発酵食品の需要高まる〜シーラチャ味チップスも登場

 米国で発酵食品の需要が高まっており、調味料、スナックの風味など加工食品会社が新製品で取り入れている。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、スナック大手レイズはシーラチャ(Sriracha=タイ原産のホット・ソース)風味のポテトチップス、ハインツはバルサミック酢風味のケチャップ、トレーダージョーズはスパイシー海藻ラーメンと、それぞれすでに新製品を販売している。ファストフード大手のサブウェイも現在、クリーミー・シーラチャ・ソースを試験導入している。

 発酵食品は、キムチのように辛くて刺激のある強い風味を持つ物が多く、需要は、年を取って味覚が低下し、より強い味を求めているベビーブーマーと、新しくて珍しい味を求める若い「ミレニアル世代」で特に高い。

 米国の食品は最近、全般的に酸味、渋み、苦みが強くなっている。食品・日用品大手向けに自然・人工の香料を製造するインターナショナル・フレイバーズ・アンド・フレグランシズ(IFF)のケビン・マクダーモット氏は、「昔はすべてがもっと甘かった」と話している。

 サワードウ、ヨーグルト、チーズ、ザワークラウト、ケフィア、紅茶キノコ、ビール、ワインなどを含む発酵食品は、味が濃く風味が豊かな半面、カロリーは低い物が多く、微生物の働きで消化を助ける効果もある。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る