テスト射撃、成功 〜立体印刷で製造された拳銃、機能性が証明される

 ディフェンス・ディストリビューテッド(Defense Distributed)社は、立体印刷で作られた拳銃「リバレイター(Liberator)」のテスト射撃が成功した様子をユーチューブ(YouTube)に投稿し、関心を集めている。

 コンピュータワールドによると、テキサス州オースティンで実施されたテスト射撃に映るリバレイターは、白い樹脂から作られたもので、新型の拳銃というよりは火炎信号銃のような見かけ。唯一の金属部品は撃針だけ。

 ディフェンス・ディストリビューテッドは、テキサス大学法科大学院生のコーディー・ウィルソン氏(25)によって立ち上げられた新興企業。

 同社は、立体印刷機で作る銃の設計図を2013年中に公開する計画だ。同社はまた、30発入り弾倉と、準自動ライフル用の弾倉や引き金、銃床を取り付ける部品(ローワー・レシーバー)も立体印刷した。

 同社は、「米国の憲法でも連邦最高裁でも、武装する権利が保証されており、立体印刷銃は、市民が持つ自由の権利を守るものだ」とウェブサイトで書いている。

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