臭素系難燃剤、使用禁止に 繊維に使用、国際会議決定

 【共同】環境中に残留しやすい有害化学物質を規制するストックホルム条約の加盟国は日本時間の10日未明、ジュネーブでの締約国会議で、住宅の建材やカーテンなどの繊維製品を燃えにくくするために使われる臭素系難燃剤の一種を、新たに使用禁止物質とすることを決めた。

 難燃剤はヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)という物質で、日本での製造、輸入量はここ数年、年計2500〜4000トンで推移している。環境省などは近く、化学物質審査規制法に基づいて国内の生産と使用を禁止する方針で、今後、代替物質への切り替えが急務となる。

 条約事務局によると、今回の決定で、同条約の付属書Aに掲載され、生産や使用が国際的に禁止される物質は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)など19物質となる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る