11日にパキスタン総選挙 シャリフ派野党優勢か
- 2013年5月10日
- 世界のニュース
【共同】パキスタンで11日、下院(定数342、任期5年)と四つの州議会議員選挙が行われる。世論調査によると、ナワズ・シャリフ元首相(63)率いる野党第1党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派=PML(N)=が優勢だが、単独過半数には届かない見通し。即日開票され、順調に進めば12日にも大勢が判明する見通し。
長らく軍政が続いたパキスタンで、文民政府が任期を全うした上で総選挙が行われるのは初めて。「第三極」に浮上する観測が出ている野党パキスタン正義運動(PTI)は、米国による無人機攻撃などパキスタンでの対テロ作戦の即時停止を訴えており、選挙後の連立の行方に注目が集まっている。
PML(N)が幅広い支持を集めているのは、国内の電力不足が深刻化し経済が低迷する中、実業界出身で、政治経験豊富なシャリフ氏に立て直しを期待しているためとみられている。
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