ロシア原潜、南半球哨戒再開へ 20余年ぶり、核抑止力強化

 【共同】ロシア軍参謀本部筋は2日までにタス通信に対し、核ミサイル搭載可能な同国海軍の最新型ボレイ級原子力潜水艦が来年以降、南半球で哨戒任務に当たると述べた。これにより核抑止力を強化する。同国の原潜はソ連崩壊後、南半球での活動を停止。実現すれば20余年ぶりの復活となる。

 プーチン大統領は海軍力の回復に大号令を掛けている。ロシアは黒海艦隊を地中海に常時展開させることを決定するなど、遠方の海洋での軍事プレゼンスを拡大しつつある。

 同筋は「戦略的原潜の南半球での哨戒任務の復活で、(米国と対峙する)北極を挟んだ核抑止力だけでなく、南極方面での抑止力(の獲得)という課題の解決に資する」と述べた。南半球での哨戒体制は来年以降、数年かけ段階的に構築する。

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