インフレ率上昇せずやや不安 セントルイス連銀総裁

 【共同】セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は10日、訪問先のカナダ・モントリオールで講演後に質疑応答に応じ、インフレ率が連邦公開市場委員会(FOMC)の目標の2%を下回り続けていることについて「やや不安になりつつある」と述べ、資産購入の継続によって物価安定を目指すべきだとの認識を示した。ロイター通信が伝えた。

 総裁はインフレ率が「ずっと下がっており」現在まで「まったく元に戻っていない」と指摘。長期国債買い入れによる量的緩和第2弾(QE2)の際にはインフレ期待がまず上昇し、実際のインフレ率はそれに従って後から上がったとし「(物価が下がり続ける)状況を変えるために」積極的な資産購入が重要だとした。

 また記者団に対し、中長期的な財政事情に関連して「まだ、さらになすべきことがかなり多い」と述べ、より持続的な財政状態を実現するため、赤字削減などで一層努力する必要があるとの見方を示した。

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