コムキャスト、家庭用管理サービスに注力 〜エクスフィニティ製品を拡充

 ケーブル・テレビ・サービスの加入者減少に苦しむケーブル・サービス最大手のコムキャスト(Comcast)は、新たな商機として家庭用エネルギー管理や防犯システムに期待をかけている。

 コムキャストのサービス利用者は2013年第1四半期に6万人減となり、これで24期連続の減少となった。インターネットを通じてテレビ番組や映画を配信するフールー(Hulu)やネットフリックス(Netfrix)、アマゾン(Amazon)といった勢力が、ケーブル・テレビ業界に逆風を吹かせている。

 グリーンテック・メディアによると、コムキャストでは、ケーブル事業の低迷状態から抜け出すために、防犯システムや煙探知機、室温調節器を制御する家庭用プラットフォームの「エクスフィニティ(Xfinity)」を使った新サービスを立ち上げている。これまでのところ、その新事業が売上拡大に貢献している。

 同社はこのほど、「エコセイバー(EcoSaver)」という新しいアプリケーションを投入して、エネルギー管理分野のサービスをさらに強化した。同アプリケーションはエクスフィニティに対応しており、同社の提供する室温調節器と通信して電力使用状況を学習できる。

 「エコセイバーは、エクスフィニティ・ホーム・サーモスタットと併せて使うことによって、冷暖房の使用パターンを学習し、リアルタイムの気象情報に基づいて室温調節器を自動調整する」と、同社では説明している。

 学習機能を持つ家庭用室温調節器と言えば「ネスト(Nest)」がよく知られている。エコセイバーはネストに類似した製品と言え、ネストの競合製品となる。

 2012年2月、コムキャストは、エコファクター(EcoFactor)との提携を発表し、自動エネルギー管理サービスを開発すると発表していた。プラットフォーム構築に1年以上を要した後、コムキャストはようやく広範な家庭用管理システムを投入したことになる。

 エコセーバーはクラウド基盤サービスで、利用料は月9ドル95セント、設置コストは99ドル95セント。

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