欧米の批判「気にしない」 トルコ首相、デモ2週間

 【共同】トルコの反政府デモに対するエルドアン首相の強硬姿勢に、同盟国米国や、トルコが加盟を目指す欧州連合(EU)からも批判の声が出始めた。だが、エルドアン首相は「気にするつもりはない」と強硬姿勢を貫いている。

 「トルコは米国にとって親しい友人であり、同盟国だが、トルコ当局が(デモの自由など)基本的権利を守るよう期待する」。エルドアン首相が「最後の警告」としてデモ隊に撤収を強く要求、全面的な強制排除の構えを見せた13日、カーニー大統領報道官はこう述べてトルコ情勢に懸念を示した。

 EUの欧州議会は13日、トルコでの警官隊によるデモ隊への「過剰な実力行使」を非難する決議を採択。エルドアン首相とトルコ政府に対話を通じて問題解決を図るよう促した。

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