QE3の規模維持へ FOMCの2日目開始

 【共同】米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の2日目が19日午前、ワシントン市内の連邦準備制度理事会(FRB)本部で始まった。米経済は雇用がゆっくりと改善しているものの、インフレ率は依然低いままの状態が続くと見込まれており、今回も量的緩和第3弾(QE3)の規模を現状のまま維持するとみられる。

 政策決定の声明発表は午後2時ごろの予定。経済見通しの公表とバーナンキ議長の記者会見も予定されている。経済見通しのうち成長率や失業率については、3月時点から修正がないとみられるが、インフレ率は下方修正される可能性がある。

 QE3による月ごとの資産購入は、米国債400億ドル、MBS450億ドルのペースを続ける見込み。事実上のゼロ金利政策も維持し、声明の「失業率が6.5%超にとどまり、1-2年先のインフレ予測が長期目標の2%から0.5ポイント以内に収まり、長期的なインフレ期待が十分に抑制されている限り」現状の低金利を続けるとする方針にも変更はないもようだ。

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