EUも監視の対象か 米当局が盗聴器と独誌

 【共同】ドイツ週刊誌シュピーゲル(電子版)は30日までに、米国家安全保障局(NSA)がワシントンにある欧州連合(EU)代表部の施設などに小型盗聴器を仕掛け、監視対象にしていたと報じた。NSAはコンピューターネットワークにも侵入、電子メールや内部文書を盗み見ていたという。

 同誌は米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者=スパイ活動取締法違反容疑で訴追=が所持する機密文書の一部を閲覧したとしている。元職員本人と直接接触したかどうかについては言及していない。

 欧州議会のシュルツ議長は同誌に対し「事実ならEUと米国の関係は大きく損なわれる」と表明。欧州での反発が強まれば、EUと米国による自由貿易協定(FTA)の交渉にも影響を及ぼすとの指摘も出ている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る