GRC、油性液体にサーバーを浸して冷却 〜高密度電算環境での先端技術

 データ・センターに大量に設置されるサーバー群を冷却液体に浸すという革新的手法が関心を集めており、同手法をすでに採用するデータ・センターも登場している。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、グリーン・レボリューション・クーリング(GRC)は、巨大な水槽を独自開発の油性冷却液「グリーンDEF(GreenDEF)」で満たし、そのなかにサーバー群を沈めることで冷却するという新手法を開発した。

 油は非伝導性であり、サーバーがショートすることはない。さらに、グリーンDEFは熱吸収力が空気よりはるかに強く、サーバーから発生する熱を全て吸収でき、その結果、冷却にかかるコストを劇的に削減できる。

 同冷却手法を採用したデータ・センターの一つがCGGだ。CGGがヒューストンで運営するデータ・センターでは、一つの水槽に42台のサーバーを浸けることが可能。同手法の導入によって空調による冷却が不要となり、センター内は非常に静かになった。

 CGGのデータ・センターは、地理および地質分析を行う専門企業に主に使われている。そのため、CGGは高位データ・センター通信網を提供しており、それが理由で放熱量が一般的データ・センターより多いという課題を抱える。

 CGGは現在、43のイメージング・センターをつなげたグローバル通信網を持っており、ヒューストンのデータ・センターはそのなかの一拠点。CGGは今後、 すべての拠点にGRCの冷却手法を導入する計画だ。

 GRCは現在、大学や通信サービス事業社(キャリヤー)にサービスを提供している。また、インテル(Intel)は、1年にわたる試験の結果、GRCの冷却技術の安全性を確認し、それ向けのプロセッサー設計仕様や回路基板を開発する方針。

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