情報保護へEUで協定を 米盗聴受け、独首相

 【共同】米国家安全保障局(NSA)の盗聴活動を受け、ドイツのメルケル首相は14日、ドイツ公共放送ARDのインタビューで、インターネット上の個人情報を保護するため欧州連合(EU)内で厳格な協定を結ぶ必要があると訴えた。

 NSAは欧州の情報機関と協力して盗聴を繰り返し、EUやドイツ、フランスなどを監視していたと報じられている。メルケル氏は盗聴を黙認したとの指摘を否定しており、9月の総選挙を控え、情報保護への強い姿勢を示し、国民の不信感の払拭を狙ったとみられる。

 メルケル氏は、グーグルやフェイスブックなどのIT企業に対し「誰に情報を渡しているのか明らかにする」ことを要求すると強調。「ドイツには素晴らしい情報保護法がある」とする一方で、IT企業が他国にある場合はドイツの法律が適用されないため、「統一的なEUの規則が必要だ」と述べた。

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