黒人少年「35年前の私」 オバマ氏、葛藤を代弁

 【共同】17歳の黒人少年を射殺した男性に対する無罪評決に全米で抗議行動が広がっている事態を受け、オバマ大統領は19日、少年は「35年前の私だったかもしれない」と述べ、自分が差別された体験も織り交ぜながら黒人社会の葛藤を代弁した。

 ホワイトハウスでの報道官の定例記者会見に予告なく現れ、黒人大統領として事件への包括的な見解を示した。無罪評決を尊重するとしながらも、国民に黒人の考え方を説明し、黒人には痛みを分かち合う姿勢を示すことで沈静化を図った。

 大統領は買い物中に怪しまれたり、車のそばを通る際に車内から鍵を掛けられたりした経験が全くない黒人は、自分も含めてほとんどいないと言明。「黒人社会はこうした経験や、今も去っていない(人種差別の)歴史を通して事件を見ている」と指摘した上で、暴力に訴えるのは少年や遺族への侮辱につながるとして自制を呼び掛けた。

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