キャデラックの超大型セダン投入へ〜2年以内に、アカーソンCEO

 ゼネラル・モーターズ(GM)のダン・アカーソン最高経営責任者(CEO)は、高級車キャデラック部門で大型セダン「XTS」のサイズをさらに拡大した新型車を2年以内に発売することを明らかにした。

 USAトゥデイによると、XTSは現時点でキャデラック最大の乗用車だが、さらに大型化するとの憶測が過去2年以上飛び交っていた。GMが2009年に経営破綻してから政府救済を受けて再建を果たすまでの間、大型車の需要が未知数であっただけに、キャデラックの超大型化は注目される。

 米自動車メーカー3社では、クライスラーが大型セダン「300」で好調な売り上げを記録しているが、フォードは11年、同「クラウン・ビクトリア」とさらに大型のリンカーン「タウン・カー」の生産を打ち切った。GMは伝統的に大きめのセダンであるシボレー「インパラ」の次世代版に着手しているが、シャーシには中型車を採用することを決めた。

 キャデラックの特大セダンは、「CTS」をベースにした後輪駆動のシャーシを採用する計画だ。前輪駆動のXTSに取って代わるとは限らず、全輪駆動版も投入する。

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