シボレー、ボディに紫やピンク〜14年型サブコンパクト2車で

 ゼネラル・モーターズ(GM)のシボレー部門は、2014年型のサブコンパクト車で奇抜な色の限定版を採用する。

 USAトゥデイによると、14年型シボレー「ソニック」には紫のボディが加わる。ただ、シボレー首脳陣は紫と呼ばず、正式名称は「深い赤紫メタリック(Deep Magenta Metallic)」、さらに説明が必要な時は「明るいプラム色(chromatic plum)」と呼ぶ。

 車体の色で紫と言えば、恐らくクライスラーのプリマス「バラクーダ」(1970年)を除いて米国人にはほとんど歓迎されない色だった。それでも、ソニック購入者のほぼ3分の1が「格好良い塗装は購入を決める上でかなり重要」と考えていることが分かったため、シボレーは採用に踏み切った。

 シボレーはこのほか、ソニックより小型の「スパーク」でも、13年型にはあった「濃いオレンジ(Inferno Orange)」を廃止して、新しく「テクノ・ピンク(Techno Pink)」を採用する。これは関係者もピンクと呼ぶようだ。

 新色の開発にあたり、シボレーはファンションショーや日用品、高級家具ギャラリーなどあらゆる分野を参考にしたという。

 シボレーの色と内装の国際責任者キャサリン・サービオ氏は、3年前に韓国でスパークを発売した当時、ピンクの採用に消極的だった。「女性を釣ろうとする意図が丸見えだから」というのが理由だったが、現在は韓国で売れるスパークの約4台に1台がピンクだという。

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