NANDフラッシュ、価格上昇も好調に成長 〜クラウド用SSDにも期待

 NANDフラッシュの価格が上昇しているにもかかわらず、NANDフラッシュ販売高は2013年第2四半期(4〜6月)に前期比11%増という好調な成長を示し、2012年上半期比でも30%増を記録した。

 64GbitのNANDフラッシュ・チップの価格は、2013年前半に3.69ドルだったが、現在では7.50ドルに高騰している。

 コンピュータワールドが報じた市場調査会社トレンドフォース(TrendForce)の調べによると、業務用eMMC(multi-embedded multi-media cards)とソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の出荷数は2013年の上半期に堅調に増加し、出荷高は前年同期比11.2%増の総額57.7億ドルに達した。

 NANDフラッシュ・チップ市場の世界最大手は韓国サムスン電子。第2四半期における同社のNANDフラッシュ・チップ販売高は22億ドルを記録し、市場全体の37.8%を占めた。

 同業界2位の東芝は、17億ドルを売り上げて28.7%を占め、3位のSKハイニックス(SK Hynix)は8億4000万ドルで14.5%、4位のマイクロンは6億7800万ドルで11.7%、5位のインテルは4億1300万ドルで7.2%を占めた。

 サムスンが首位を堅持している背景には、スマートフォンとタブレットに搭載されるフラッシュの需要増がある。それに加えて、サムスンは、SSDとeMMC、そしてeMCP(embedded multi-chip package)でも好調を維持している。大量発注に応じられる生産力が取引相手に安心感を与えていることもサムスンの強みだ。

 今後は、データ・センターによるクラウド電算向けに使われる業務用SSDが需要を伸ばす可能性がある。その市場ではインテルが需要喚起を強める戦略を展開していることから、インテルの躍進という筋書きも考えられる。

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