米メーカー、供給網を縮小〜品質問題の回避で

 米自動車メーカーによる部品供給網の削減が顕著になっている。

 オートモーティブ・ニューズによると、GMのグローバル購買・供給網担当は、将来、契約サプライヤーの数を減らし、自前で行う業務の割合を拡大すると述べた。部品の品質上の問題を早期に発見するため、GMは契約サプライヤーの工場にエンジニアの派遣を開始した。供給網が阻害されないよう問題を未然に解決するのが目的だ。

 一方、フォードのグローバル購買担当責任者は、優先サプライヤー・プログラムを重視、最終的に約400社を系列から除外する方針を明らかにした。

 クライスラーも、世界共通のプラットフォーム(車台)が台頭する中で、詳細への言及を避けながらも現在の2500社からサプライヤーを削減すると述べた。

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