薄氏処分、江氏が後押しか 香港紙報道

 【共同】2日付の香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国共産党が収賄などを理由に重慶市前トップの薄熙来氏の党籍を剥奪し刑事責任を問うと決めたことについて、江沢民前国家主席が重要な役割を果たしたと報じた。中国政治の専門家らの見方として伝えた。

 胡錦濤国家主席と、次期最高指導者に内定している習近平国家副主席は、左派(保守)色の強い大衆迎合的な手法を取る薄氏を脅威と見なし追放することで一致。だが、薄氏を厳しく処罰することに、党内の左派などから激しい抵抗があったという。

 これに対し江氏が胡氏らの方針を支持、薄氏を厳罰に処すことが決まったという。江氏は薄氏と関係が近いとみられていたが、自身が推した習氏指導部への権力移行にとって、挑戦的な言動を取る薄氏が障害になると判断したとしている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る