ネット利用はスマホだけで〜米国人の1割占める
- 2013年8月29日
- アメリカ発ニュース
インターネットのブロードバンド(高速大容量接続)を利用する際、スマートフォンなどの携帯通信端末だけを使うという米国人が10%に達したことが、ピュー・リサーチ・センターの調査で分かった。
ワシントン・ポストによると、携帯だけでネットに接続する人々は、大部分が若く、学歴は高卒以下で、年収3万ドル未満。スマートフォンを流行のアクセサリー、または外にいる時だけの通信端末と考える人は多いが、スマホがネットとつながる唯一の手段という人も何千万単位でいることになる。
ただ、携帯電話用のウェブサイトはあまり機能的でなく、書式の記入や文書の編集など細かい作業にはやはり大きなパソコンの方が便利だ。また、政府や企業の消費者サービスもオンライン化が進んでいるため、ケーブル、光ファイバー、DSLといった有線のブロードバンド接続が自宅にないと支障が出る恐れもある。
一方、スマホが普及したことで、データ通信機能を持つスマホをWi-Fi(無線LAN)のホットスポットとして使うことも可能になる。つまり、モデムの代わりに電話をラップトップにつないでネットワークに常に接続できるようにすれば、ネット接続業者とサービス契約を結ばなくても済む。
世界には無線ブロードバンドの方が多く利用されている地域もあり、アフリカでは有線ブロードバンドのある世帯はわずか7%だが、無線ブロードバンドの普及率は11%に上っている。
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