ナチ虐殺犠牲者を追悼 独仏大統領、和解象徴

 【共同】ドイツのガウク大統領とフランスのオランド大統領は4日、第2次大戦中にナチス・ドイツの親衛隊が村民をほぼ全員虐殺したフランス中部オラドゥールシュルグラン村を訪れた。両氏は手をつないだり、肩を抱き合ったりしながら犠牲者を追悼、両国の和解を象徴する訪問となった。

 ドイツ大統領が同村を訪れるのは初めて。1984年に第1次大戦の激戦地フランス北東部のベルダンで当時のフランスのミッテラン大統領とドイツのコール首相が手を取り合ったことなどと並ぶ「感動的な場面」(フランスメディア)となった。

 式典は廃虚のまま保存されている虐殺現場の教会で行われ、生き残りの88歳の男性も参加。オランド氏はガウク氏に「ナチスの犯罪に向き合うためここに来たあなたの行動にドイツの尊厳を見た」と呼び掛け、ガウク氏は「(訪問で)ドイツが行ったおぞましい行為が消えるわけではない」と話した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る