3Dテレビの販売伸びず〜所有世帯は全米のわずか2%
- 2012年10月4日
- 米国ビジネス
2009年末に公開された3D(立体画像)映画「アバター」のヒットで、テレビ業界の3D化が一気に加速すると期待されたものの、3DTVはまだほとんど普及していない。
■少ない視聴者
AP通信によると、アバターは3部門でオスカーを受賞したほか、世界興行収入が史上最多の28億ドルを記録。テレビ業界は、これを機に米国人のTV視聴が急速に3Dへと移行し、新方式のTVが売れ、消費者は高い料金を払っても3D放送を見たがると期待して、ESPN3Dなど9つの3Dチャンネルをスタートさせた。ところが現実は予想に大きく反し、現在3Dチャンネルを見ている米世帯は11万5000軒を下回り、現在最も視聴率が高いCBSの人気番組「NCIS」(2020万軒)の100分の1もない。あまりに少なくて視聴率調査ニールセンの方法では意味のあるデータが得られないほどだ。
市場調査IHSスクリーン・ダイジェストの最新データでは… 続きを読む
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