シリアが化学兵器申告 国際機関に詳細情報 22日の理事会は延期

 【共同】シリアは20日までに、保有する化学兵器に関する詳細情報をオランダ・ハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)に提出した。ロイター通信が伝えた。米国とロシアがまとめた枠組み合意はシリアの化学兵器を来年半ばまでに全廃するため、アサド政権に21日までに保有兵器を申告するよう求めており、シリア側が応じたとみられる。

 しかし、OPCWは20日、化学兵器の廃棄手続きを協議するため、22日に開く予定だった執行理事会を延期すると発表した。OPCWは19日、理事会を22日に開催すると発表していた。

 新たな日取りは示されておらず、ある外交筋は「執行理事会で採択する決定案について、米国とロシアが合意に達しなかったのではないか」とみている。

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