NTTドコモ、眼鏡型コンピュータを披露 〜 市場投入は東京五輪をメドに
- 2013年10月2日
- ハイテク情報
NTTドコモは、千葉県幕張メッセで10月1日に開幕した電機およびITの国際見本市「シーテック(Ceatec)」において、身体装着型コンピュータのインテリジェント・グラス(Intelligent Glass)を披露し、関心を集めている。
市場投入にはまだ遠いが、グーグル(Google)の眼鏡型コンピュータ「グーグル・グラス(Google Glass)」に対抗する製品と言える。
ニューヨーク・タイムズによると、注目されているのはインテリジェント・グラスの翻訳機能で、NTTドコモは、同端末を眼鏡のように装着して見た文章が目前で別の言語に翻訳される機能を実演した。
インテリジェント・グラスは顔認識機能も搭載しており、目前の人の名前を思い出させる仮想名刺サービスとしても機能する。
ドコモはそのほか、本や紙などの平たいものを仮想タブレット・コンピュータに変える関連端末として機能する指輪も発表した。
インテリジェント・グラスを装着したうえで、その指輪をはめた人差し指を使って、アプリケーションが照射された本や紙を軽く打つと、指輪が腕の動きを追跡し、アイパッド(iPad)を操作しているかのように楽曲再生や映画視聴、時間や天気を確認できる。
シーテックでは家電大手が4K(ウルトラHD)テレビや有機発光ダイオード(OLED)テレビをこぞって出展しているが、来場者に最も注目されているのがインテリジェント・グラスだ。
NTTドコモの広報担当者は、インテリジェント・グラスの市場投入時期について、「2020年に開催される東京夏季五輪をメドにしている」と述べた。
シーテックではそのほか、電動立ち乗り二輪車「セグウェイ(Segway)」を思い出させる個人用移動端末をホンダとトヨタ自動車が披露した。
また、シャープは、同社独自開発の高精細LCD技術「イグゾー(IGZO)」を採用した業界初のラップトップ向け4Kディスプレイを出展している。
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