無人攻撃機の開発誇示 中国、ステルス機が試験

 【共同】中国が攻撃用無人機の開発を誇示している。初の国産ステルス無人攻撃機「利剣」の滑走テストの映像が最近インターネット上で出回ったほか、北京で9月末に開催された国際航空展ではミサイル搭載が可能な最新の無人機「CH-4」も展示された。

 中国軍は現在、主に情報収集や偵察活動に無人機を使っているが、領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近の飛行など周辺国への威嚇にも利用している。将来の攻撃用無人機の運用拡大を目指し、開発を急いでいるもようだ。

 中国メディアなどによると、レーダーに探知されにくいステルス機能を持つ「利剣」の開発は2009年、江西省の工場などでスタート。昨年12月に初の地上テストを行ったとされ、ことし春に滑走テストの映像が出回り、試験飛行間近との観測が強まっている。

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