民主、激戦州制す 茶会支持の共和敗北

 【共同】来年11月の中間選挙の前哨戦となるバージニア州知事選は5日投開票の結果、民主党のテリー・マコーリフ元同党全国委員長(56)が保守派運動「ティーパーティー(茶会)」の支持を受けた共和党のケン・クチネリ州司法長官(45)を破り、勝利した。

 バージニアは両党の支持が拮抗する激戦州。全米の投票動向を反映するとされ、民主党は中間選挙や2016年の次期大統領選に向け足掛かりを築いた。今年10月の政府機関の一部閉鎖を招いたとして国民の批判を浴びた共和党は、立て直しを迫られる。

 同じく5日投開票されたニューヨーク市長選でも民主党のビル・デブラシオ候補(52)が共和党候補を破り、民主党が20年ぶりに市政を奪還することになった。

■クリントン氏に援軍 16年出馬へ環境整備

 【共同】5日のバージニア州知事選を制した民主党の元全国委員長テリー・マコーリフ氏(56)は、クリントン元大統領夫妻の側近だ。バージニアは大統領選の行方を左右する激戦州。2016年大統領選への去就が注目されるヒラリー・クリントン前国務長官(66)の強力な援軍として、出馬への環境整備に寄与しそうだ。

 バージニアはオハイオやフロリダなどと並び激戦州の中でも特に重要と位置付けられ、大統領選では民主、共和両党が大量の資金と人員を投入する。人気のある現職知事は選挙戦に大きな役割を果たすことが可能だ。

 このため、クリントン夫妻の大口資金支援者で「子飼い」などともやゆされるマコーリフ氏の知事就任は、周到に用意されたヒラリー氏の大統領選戦略の一部といった見方もある。

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