カムリを14年に改良〜トヨタ、米首位堅持を宣言
- 2013年12月12日
- 自動車関連
トヨタ自動車は、12年連続の米乗用車部門の販売台数首位が確実視される中型車「カムリ」について、2014年に微調整を施す計画を明らかにした。
ブルームバーグ・ニュースによると、米国トヨタ自動車販売(TMS)のビル・フェイ副社長は、報道機関向けに開幕したロサンゼルス自動車ショーで、「今年もカムリ追い落としを狙った対抗モデルがいくつかあったが実現しなかった。来年はチーム全員でいくつかの仕事をし、首位の座を維持する」と述べ、カムリに若干の変更を加えることを表明した。ただし変更の詳細には触れなかった。現行モデルは11年に発売された12年型。
カムリは今年、10月末現在で2位のホンダ「アコード」に4万台以上の差を付けている。14年にはフォードが「フュージョン」を増産するほか、現代自動車が改良版「ソナタ」の発売を予定しており、競合は激化しそうだ。
13年のトヨタの米新車販売は、全車種合わせて6年ぶりの高水準が見込まれている。フェイ氏によると、トヨタ、レクサス、サイオンのブランド総合計は、前年比8.2%増の225万台と史上最高だった07年の262万台に次ぐ勢いだ。
ハイブリッド車「プリウス」も、最高24万台の販売が予想される。北米トヨタのジム・レンツ社長が1月に表明した25万台の目標には届かないが、過去最高となりそう。
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