iPSバンクで国際連携 細胞データの共有構想

 【共同】再生医療に使うための人工多能性幹細胞(iPS細胞)の備蓄計画を持っている日本や英国、米国などの研究者が連携し、保有する細胞のデータを共有する計画を進めていることが16日、分かった。国際協力で細胞バンクを効率的に運用するのが狙い。

 日本では京都大が「iPS細胞ストック」の名前でバンクの構築を進めている。患者に移植しても拒絶反応を起こしにくい型の細胞を集め、品質を確かめた上で備蓄しておくと、治療に必要になった際に迅速に細胞を供給できるが、そうした型はまれな上に多くの種類があり、収集に手間と費用がかかるとされる。

 構想では、バンクを持つ国がそれぞれどの型のiPS細胞を保有しているかをまとめたデータベースを作って情報を共有し、必要に応じて細胞をやりとりする。

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