他民族憎悪「最も有害」 虐殺20年で国連副総長
- 2014年1月16日
- 世界のニュース
【共同】アフリカ中部ルワンダで1994年に多数派フツ人強硬派らが少数派ツチ人ら約80万人を殺害した大虐殺からことしで20年となり、国連本部で15日、虐殺につながる紛争の早期抑止を話し合う会合が開かれた。エリアソン副事務総長は、宗教、民族の異なる人々に対する憎悪は「人間がなし得る最も有害な行為」だと警告した。
エリアソン氏は、ルワンダの虐殺発生当初、国際社会の介入を求める声がありながら、有効策が取られず虐殺が拡大したとして「失敗を忘れてはならない」と訴えた。
教訓が生かされた例としては、民族対立を背景に内戦に近い状態になっている南スーダンで、国連平和維持活動(PKO)施設に市民が保護され、殺害を免れていることを挙げた。
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