東芝、DOE主導の半導体開発事業に参加 〜 米製造業雇用創出政策の一環

 オバマ政権では、米国内の製造業雇用を創出する政策の一環として、ハイテク業界を主要分野に位置づけ、官民協力体制による技術開発事業を支援している。

 ヒューストン公共ラジオによると、連邦政府の各省庁ではそれを受けて、管轄の業界向けに各種の研究を支援する制度を立ち上げ、企業参加を奨励しており、東芝はそのなかの一つに参加した。

 東芝が参加したのは、米エネルギー省が主催する次世代型半導体技術開発事業。同事業は、シリコンを原料とする半導体(電子機器業界で「バンドギャップ」と呼ばれる種類の部品)を小型化、高速化、省電力化する研究。25の企業や団体が参加している。

 同研究の拠点はテキサス州ヒューストンに置かれ、約2000人の関係者が職務にあたる。

 製造業雇用創出政策のもと、東芝が参加した半導体開発事業のようなハイテク関連研究事業は最終的に40以上立ち上げられる予定。同政策の拠点となる製造業研究所はノース・カロライナ州立大学内に設置される。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る