普天間停止へ協議スタート 米大統領来日控え焦り
- 2014年2月18日
- 日本発ニュース
【共同】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の5年以内の運用停止に向けて18日、政府と地元の協議がスタートした。4月下旬のオバマ大統領来日を控え、安倍晋三首相は同県名護市辺野古への移設計画を着実に進展させて「同盟強化の証し」(官邸筋)としたい考えだが、地元の反発は根強く対応に苦慮。基地負担軽減策で理解を得られる保証はなく、首相は焦りを募らせている。
「政府として、できることは全て行う」。首相は18日、官邸での「普天間飛行場負担軽減推進会議」の初会合で、仲井真弘多沖縄県知事らを前に移転推進への決意を強調した。
オバマ氏は4月22-23日の日程で来日する予定。日本政府が通常3日間必要とされる国賓招待を2日間の短期日程で実現させようと検討する熱の入れようには中韓両国との関係が冷え込む中、強固な日米関係をアピールしたい思惑がある。
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