「軍」「自警団」米露対立 ウクライナ、協議紛糾必至
- 2014年3月5日
- 世界のニュース
【共同】ロシアが実効支配を固めたウクライナ南部クリミア半島をめぐり、重要拠点を掌握したのがロシア軍部隊かどうかで米国とロシアの言い分が真っ向から対立している。双方は5日までに対話の糸口を探る動きを見せ始めているが、事態をどう評価するかの最も重要な点で主張が正反対になっており、今後の米ロ2国間や国連などでのウクライナ情勢に関する協議が紛糾するのは必至だ。
ロシアのプーチン大統領は4日の記者会見で「クリミアに展開しているのは自警団だ。ロシア軍の部隊ではない」と主張。これに対しウクライナを訪問したケリー米国務長官は同日、キエフでの記者会見でロシアの動きを「侵略行為」とあらためて非難し「事態を沈静化させたいのなら、ロシアは自国の部隊を兵舎に戻すべきだ」と述べた。
ケリー氏は、プーチン氏がクリミアにロシア兵がいることを否定したと会見で質問された際「彼は本当に否定したのか」と聞き返すなど、ウクライナとの合意に基づき駐留している黒海艦隊以外のロシア部隊は現地にいないというロシア側主張に強い疑念を示した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ